銀座の個室

自称赤羽おやじの私も、たまには高級店に出没する。
無論、自腹では絶対に行かない。
相手が払ってくれると確約をもらえなければ行かないのだ。
そんな赤羽おやじの私に白羽の矢が立った。
聞けば赤羽を長年取材している40代後半の男性から、
私の知っている赤羽ストーリーを聞かせて欲しいとのこと。
ただし、現金で謝礼を渡せないので食事にお誘いしたい、
こういう話だった。
赤羽で何度か見たことのあるおやじだったので、
まあ信用してみようということで銀座個室での会食となった。
そこは銀座個室で超有名店の北大路の銀座茶寮。
この時期はハモ懐石を提供しているので心は躍った。
でもなぜ、このような高級店で私を接待するのか。
今、地元人気は高まる一歩で、競合に情報を流さないで
欲しいというネゴシエーションだった。
だから銀座の個室を用意してきたのだ。
地域に根差すことで、貴重な存在となる。